大人のピアノ発表会は出なくてもいい?参加を勧める人・勧めない人

大人からでも大丈夫 — ポイント
- もちろん大丈夫です。
- 本人が出たくないなら無理には勧めません。
- 半年分くらい一気に進んだように感じるケース
発表会には必ず出ないといけませんか?
大人の方から、
「発表会には出たくないんですが、それでも習えますか?」
と聞かれることがあります。
答えは、
もちろん大丈夫です。
発表会への参加は完全に任意です。
出ないことでレッスン内容が冷遇されるようなこともありません。
人前で弾くことだけが音楽のゴールではない
音楽を習う目的は、人によって違います。
家で好きな曲を弾きたい。
仕事の後の気分転換にしたい。
子どもの頃に習っていたピアノへ戻りたい。
一曲をゆっくり深く仕上げたい。
どれも立派な目的です。
発表会に出ないからといって、レッスンの価値が下がるわけではありません。
出たくない人に無理に勧めない
人前で弾くこと自体が大きなストレスになる人もいます。
それなのに、
「発表会へ出ないと上達しません」
と強制すると、音楽そのものが嫌になることもあります。
だから私は、
本人が出たくないなら無理には勧めません。
自分のためだけに弾く。
それでも十分です。
ただし「期限があると燃える人」には向いている
一方で、
締め切りが決まると集中できる人もいます。
発表会の日が決まる。
あと3か月。
あと1か月。
あと1週間。
このように期限があることで、練習の優先順位が上がります。
普段は、
「今日は疲れたから明日でいい」
となる人でも、本番日があると動ける。
こういうタイプには、発表会が良い目標になります。
1曲を「最後まで仕上げる」経験
普段のレッスンでは、
ある程度弾けたら次の曲へ進むこともあります。
しかし発表会では、
一曲を最後まで仕上げます。
音を間違えないだけでなく、
暗譜する。
細部を整える。
音色を考える。
通して弾く。
本番を意識して準備する。
普段より一段深いところまで曲と向き合うことになります。
発表会に出ると、練習の質が変わることがある
本番がないと、
「ここはまあいいか」
と流してしまうところがあります。
でも、人前で弾くとなると、
この入りは大丈夫か。
途中で止まらないか。
最後まで集中できるか。
というところまで確認します。
そのため、発表会をきっかけに大きく伸びる人がいます。
「半年分くらい進んだ」と感じることもある
指導していると、
一度の発表会準備を通して、
普段のレッスンだけではなかなか到達しなかったところまで成長する方を見ることがあります。
私の実感として、
半年分くらい一気に進んだように感じるケース
もあります。
もちろん、全員が同じように伸びるという意味ではありません。
期限と本番という目標が、その人に合った場合の話です。
出るかどうかは目的で決めればいい
今は出たくない。
でも来年は出たい。
でも構いません。
逆に、一度出てみて、
「やっぱり自宅で楽しむ方が好き」
と分かることもあります。
エスポワール音楽院では、発表会への参加を一律に求めず、本人の目的に合わせてレッスンを考えています。


