世界のギタリストをご紹介|エスポワール音楽院 福岡天神校
ブログをご覧の皆様、お越しくださりありがとうございます。
今回はギター科講師近藤オススメの世界のギタリストたちをご紹介します。
日本ではまだまだ認知されていませんが、世界を見渡せば素晴らしい沢山のギタリストが活躍しています。
はじめは僕がフランスの音楽院で師事した先生達であり、世界ナンバーワンのギターデュオ、世界のプロギタリストたちも「スーパーギタリスト!」と賞賛する
ギターデュオ「DUO MELIS(デュオ・メリス)」
曲はピアノ曲、ヒナステラのアルゼンチン舞曲集です。
ヒナステラのピアノ曲をギターデュオで弾いています。超絶技巧の嵐、スーパーテクニックの連続、しかもギターの良さも出ています。なにより、弟子の僕が評するのはおこがましい感じがしますが、音楽に対し全くもって献身的かつ真摯で誠実なのです。テクニックだけではここまでのレベルの音楽は作れません。色々凄すぎて泣けるレベルです。
さて、次はこのお二人の先生でもあり、僕もヨーロッパ各地で数回レッスンを受けた
Zoran Dukic(ゾーラン・ドゥキッチ)です。
巨漢で、大酒飲みとしても知られています。いわゆるコワモテからは想像もできないほどフランクでやんちゃで、どこで会っても半そで短パンのイメージ。
一方、演奏に対しては非常にシリアスです。中でも僕が大好きな点はテクニックを感じさせないテクニックと、歌心に滲み出る人の好さ、人間的な温かみ、が魅力。難しい曲は勿論、どんなにシンプルな曲も聴いた後に「やっぱりいい曲だよな、音楽って良いな」と思わせる説得力があります。
そしてどんな曲も彼が弾くとカンタンそうに見えるのです。
曲はピアソラ作曲の「ブエノスアイレスの冬(アサド編)」です。
改めて見てもすごいです!
さて、次はヨーロッパ史上最多の国際コンクールを制覇し、次世代のリーダーとも言われている
Marcin Dylla(マルシン・ディラ)
です。
マルシンは僕的には一言で表すと集中力の鬼です。圧倒的な集中力で難曲をさらりと豪快に弾きまくる、そんなイメージです。巨匠オスカー・ギリアの愛弟子でもあり、歌に対するこだわり、細部に対するこだわりはハンパないです。その世界観は一度ハマると病みつきになります。
曲はロベルト・シエラ作曲の「ソナタ」です。
「この曲、難しい!」という方にはグラナドス作曲の「詩的ワルツ集」はいかがでしょうか?
さて、次は圧倒的なパフォーマンスで一部のファンからアギーレ神とも評される、Rafael Aguirre(ラファエル・アギーレ)です。
従来のロマンティックな傾向にあるクラシックギターの枠に収まりきれない奏者で、目玉が飛び出るほどの驚異的なテクニックと歯切れの良さが魅力です。
レパートリーも幅広く、従来のレパートリーはもちろん、あまり他の人が取り上げないような編曲ものが多い印象はあります。
(ドビュッシー、シューマン、オリジナルだけど半ば編曲もののロドリーゴの超難曲トッカータなど。)
今回ご紹介する曲はジョン・ウィリアムス作曲「スターウォーズ組曲」です。
そう、皆さんご存知のあの曲です!
実はここだけの話、先日自宅での練習(トルコ行進曲)をインスタで公開したところ、アギーレ神から「いいね!」が入り、興奮しました(笑)
その直後に彼も自分のインスタに宅録した演奏を「久々の宅録です。」と投稿していましたが、僕の投稿と関係があるのか、ないのか。個人的にはあると思いたい(笑) 自分は神に影響を与えたと(笑)
まだまだご紹介したいギタリストは山ほどいますが、次回のお楽しみに!
まずはこの方々⤴を聴いてみて下さい。