エスポワール音楽院◉院長挨拶

院長より皆様へご挨拶

平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

私は音楽一家の出身ではありませんし、幼少期から特別な才能を発揮したわけでもありません。しかし、両親ともに音楽好き、親戚にもピアノ教師や愛好家がいる中で育ち、幼少期にピアノを習い、家にはトランペットやドラムやギターが転がって(?)おり、その時々でクラシック、ジャズ、ポップス、ハードロックなどジャンルこそ様々でしたが、音楽に囲まれ、身の回りに音楽や楽器があることが当たり前の人生を送って参りました。

今になって思えば、両親が与えてくれたこのような環境こそが私の人生における最大の幸福であり、アイデンティティ確立の原点ではないかと思います。

その後、フランスで音楽の教育を受けることができた事も私の人生に非常に大きな影響を与えました。毎回が目から鱗のレッスン、最高峰の音楽イベント、そして日々音楽の追求にあけくれる同志たちとの交流・・・。私にとってはそれまでまったく経験したことのない豊かで最高の環境がそこにありました。

今でもこの時の経験は、私が日本でくじけそうになった時、何があっても諦めない行動力の源泉になっていると感じます。

このような経験から、私には「良質な音楽のある環境をつくることが誰かの幸福と自己実現につながるのではないか」という想いがあります。2020年に開校したこのエスポワール音楽院は私のこの想いが様々な良縁や幸運などにより具現化されたものであるような気がしてなりません。

音楽は哲学、数学など全ての学問やスポーツ、経済活動などと同様に地球上で人間だけが行うことのできる知的活動のひとつであり、人間そのもののアイデンティティと言えるかも知れません。大きな災害などの脅威にさらされた時、「人間とは何か」と改めて考えさせられることがあります。その度に、音楽は人間だけができること、それゆえに音楽とは、人間が単に”種の存続だけを目的とした生物” として生きるだけではなく”人間として“活き活きと生きるために必要な事ではないか、と感じます。

エスポワールとはフランス語で「希望」のことです。
私は若いころに希望をもって夢に向かって行動を起こし、人間的かつ豊かな暮らしを実現するために今も日々奮闘しています。私のこの一度きりの人生に意味があるとするならば、それは、また同じように希望をもって行動する人々(それは必ずしも若い人とは限りませんが)を応援し、励まし、助けとなり、一緒にその希望を叶えるために行動する事、そしてその輪を広げていくことにより社会に貢献することだと考えております。

これからも生徒の皆様、ご利用の皆様に理想的な環境を整えるため、責任者として一層の努力が求められると思います。
一方で、当院の講師には考えられる最高の先生方をお迎えすることができました。
これは当院最大の幸運であり、誇りであります。
まだスタートしたばかりの新しい音楽教室ですが、逆にその利点を生かし、
これまで九州の音楽業界になかった新しい価値観の下、音楽を通じた社会貢献ができるよう一層の努力を続けて参ります。

「福岡の音楽教室といえば、九州の名門といえば、エスポワール音楽院」を目指しています!

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

エスポワール音楽院 院長
近藤史明

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